【この翻訳がスゴイ】日本語版と英訳版でタイトルロゴを見比べると……?

〇〇で楽しく英語学習

どーも、トモトモです!
今回はタイトルロゴについて!!!思わず「へー!」となる小ネタを紹介します!

タイトルロゴって、普段は何気なく見ていますがよ~く見ると、凝ったロゴデザインもたくさんあります。

例えば以前取り上げた『破壊神マグちゃん』

どうでしょう? “神”の”申”の部分が眼球のようなデザインになってます!

あなたが漫画と出会うとき、まず目に入るのは何でしょうか?
もしあなたが絵柄に惹かれて手に取る or ネットで探すにしても、大半の人はタイトルを確認するはずです

面接で例えるなら、表紙イラストは「失礼します!」と入室し座るまでの動作。タイトルロゴは「〇〇です、よろしくお願いします!」の第一声 といったところでしょうか?

しかし、果たして英語版のタイトルになってもこのデザインを使えるでしょうか!?

このタイトルロゴは「神」という漢字を使ってるのが特徴
タイトルを英訳にするにしろ、ローマ字表記にするにしろ、英訳されたタイトルに漢字は使えませんね

では、英訳版ロゴをデザインする人はどうするのでしょうか??
結論を先に言うと手段は二つ

一つは、ローマ字で原典を意識したロゴデザインを再現すること
もう一つは、ローマ字にすることでデザインをアレンジすること

調べてわかったのは、英訳タイトルになった結果ロゴデザインがより相応しく変身する例があるのです。

マグちゃんのロゴデザインの答え合わせも含め、見ていきましょう!!

元から英語表記の作品は?

まず、マグちゃんの前にもともと英語表記タイトルの場合を見ていきましょう。

以前も取り上げたONEPIECEから!!!

Film Redは面白かったね

「O」の部分が骨が交差したドクロ(海賊)マーク「I」の部分が腰に手を当てたルフィっぽい人影最後の「E」の部分が錨⚓マーク というのが日本語版でも英語版でも同じですね!!

ただ色遣いが違って見えます。
あと、英訳版ならではの特徴としてタイトル上に「WANO」って書いてある点や、日本語版左上にあった「覇王色」という表記(=その巻を代表するエピソード)が無いことにお気づきでしょうか?

原典に忠実にロゴ再現① 破壊神マグちゃん

ではでは。
原典に忠実にロゴ再現してる作品を見ていきます。

まず冒頭で紹介した破壊神マグちゃんから

アニメ化はよ!!

はい! というわけで「神」の眼部分は、「MAGU」の「A」部分に眼球を入れることで再現していました。

ついでに言うと
「破壊神(=God of Destruction)」と「ちゃん(=chan)」の部分は紺色
「マグ(MAGU)」の部分はピンク色

というところまで再現されています。

原典に忠実にロゴ再現② 五等分の花嫁

続いて、今も場所によっては映画が公開されている五等分の花嫁(ちなみに僕は五月ちゃん推しです)
こちらの英訳版も原典に忠実なことにこだわったロゴデザインとなっております。

英訳版タイトルはThe Quintessential Quintuplets (直訳すると、*五人でいなければならない五つ子)

こちらのタイトルロゴを比較してみましょう!!

はい、ご覧の通り。「分」「花嫁」の部分に見えるグルグル「等」「嫁」に見られる赤い点英語版ロゴにも再現されています
ただ、五つ子の顔を見やすくするためか、日本語→英語でロゴの位置が上→下になってるのが特徴でしょうか

一方、14巻のタイトルロゴは1巻と違う配色がされています
このとき、英訳版は配色も合わせて原典を再現しています

ほい!! ご覧のように14巻(日本語)では五つ子という設定を強調してか「五等分花嫁」の五文字がそれぞれ違う五色で彩られています。 英語版も同じように彩られてますね!!
この点、先ほど取り上げた日本語版と違う配色にしていた英語版ONEPIECEと異なっています

*五人でいなければならない五つ子「The Quintessential Quintuplets」をGoogle translateで調べると「典型的な五つ子」と出てきます。が、このタイトルに込められた意味としては「Quintet(五人組)+Essential(必要不可欠な)」が適切かと思われます。本編中の「五人一緒に」というセリフを意識してるのでしょう(翻訳家さんに「違うよ」と言われたらそれまでですが)。

アルファベットでRe-design① ニセコイ

では、いよいよ!!
これまで原典再現よりも、アルファベット表記ならではのオリジナルデザインにした例を見ていきます!!

まずは以前も取り上げたニセコイ から
英語版タイトルはNisekoi -false love- ですがそのロゴデザインがスゴイ!!

では見ていきましょう、ハイドン!!

どうでしょうか!?
「I」の部分が鍵マークに、そして、「O」の部分が鍵穴のマークに!!!!

ニセコイを読んだ方はご存じでしょうが、この鍵と鍵穴は主人公:楽くんとヒロインたちを結びつけるキーアイテムなのです!!!

これはカタカナ表記の「ニセコイ」というタイトルでは出来なかったこと
まさにアルファベットだからこそ成り立つデザインロゴといえるのではないでしょうか?

アルファベットでRe-design② ぼく勉、ワートリ

続いてさっくりと説明できる例を二つ

まずは僕が大好きと公言して止まない『ぼくたちは勉強ができない』から

「で」の濁点が二つの「×」で表現されてるのが日本語版
タイトル周りに「x(エックス)」「×(掛け算)」「÷(割り算)」「+(足し算)」などの記号が散りばめられてるのが英訳版の特徴です

続いてワールドトリガー

「O」の部分がキューブに表現されてるのが特徴ですね!

アルファベットでRe-design③ 森林王者モリキング ←超スゴイ!!!

最後に取り上げるのは、森林王者モリキング(作:長谷川智弘先生)のです

先に言っておきましょう
『モリキング』の英訳ロゴ、センスが半端ないです!!!!

日本語版のロゴ単体で見ていきます

はい。ハッキリ言ってしまうと日本語版のタイトルロゴは何の面白みもありません
なんとなくポップ調になってモリキングという文字。どちらかといえばタイトルより「1」の部分が王冠をかぶってるのに目が行きます。なんかキュートです

ではでは!!
こんどは英訳版の方を見ていきましょう!!

ハイドン!!!

いかがでしょうか!?

なんと主人公:藍川モリキングのツノ部分を「I」の字に見立てる大胆アレンジ!!!!
キャラクターのデザインをそのまま利用したことがポイントです!!!

では改めて見比べてみましょう!!

さて、お気づきでしょうか? なんかモリキングの腕が短いような……
そう。。。
英訳版はタイトルロゴのためにモリキングのイラストが下の方に押し出されています(笑) 

いずれにせよ、この「I」をカブト虫のツノに見立てるデザインが産まれたのはアルファベト表記ならでは!!

このデザインは二巻以降も続くこととなりました

こっちではイラストが下に押し出されたりしてませんね!!
美少女二人が画面いっぱい! よかった、よかった(?)

まとめ

いかがでしたでしょうか!?

翻訳って、本当にいろいろなネタが伺えて面白いなーって思います!!
あと「I」と「O」はデザインしやすいということもわかりましたね(笑)

最後に、モリキング作者の長谷川先生ですが、Twitterで映画『シン・ウルトラマン』の感想漫画:シン・ウルトラマンと僕、ジャンプラにてデジタル作画について解説(笑)している デジタル奮闘記 という漫画を描かれています

どちらもオススメなので興味があればぜひご一読を!!

わたくしトモトモは長谷川先生の次回作をお待ちしております!!

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