【英訳】アーニャの「ちち」はどう英訳されている? (SPY FAMILYとその他作品)

〇〇で楽しく英語学習

どーも、トモトモです!
4月9日よりアニメ SPY FAMILYの放映が開始されました。
原作をジャンプラで読んでいた身としては嬉しい限りです (^ ^)

Amazon Primeで視聴してみましたがやっぱり面白いですね。

特にアーニャ!声と動きが入ったことでかわいさ200パーセントという感じで。
「ちち、うそつき」と舌足らずな感じがたまりません。

さて、ここで問題。
アーニャは父親役のロイド・フォージャーを「ちち」
母親役のヨル・フォージャーを「はは」
と呼びます。

この呼称、英訳ではどうなっているでしょうか

英訳版 SPY FAMILY にて

ではまず、アーニャがロイドさんを「ちち」と呼ぶきっかけになったシーンを見ていきましょう。

原典はこうです。

ロイド「オレのことはお父さまと呼ぶように」
アーニャ「ちち!」
ロイド「よし」

「よし」半分諦めが混じったような則承諾が笑えます

ではでは!英語版のセリフを見ていきましょう!

ハイ、ドン!

Loid「You are to address me as “Father”」
Arnya「Papa!」
Loid「Very well」

はい!!!!
というわけで答えはパパでした。

超意外!!
“お父さま”って“Father”って訳すの!?」
“ちち”って“Papa”なの!?」と、
二重に驚かされました

ではこの点について、他作品も抜粋しつつ解説していきますね!

一般的な父親の呼び方 in English

日本語において、メジャーな父親への呼称は「お父さん」とか「親父」ですよね。
ちなみに僕は「親父」と呼ぶ族です。

では漫画で「父さん」「親父」がどう訳されているのか見ていきましょう。

「父さん」

『ウィッチウォッチ』第一巻より
“Witch Watch” vol.1 より

②「親父」

『ぼくたちは勉強ができない』第一巻より
“We Never Learn” vol.1 より

というわけでこちらを参照すると、英語圏におけるメジャーな父への呼び方はDadのようです。

Father=お父さま

では英訳版SPY FAMILYの一つ目の疑問
→お父さま=Fatherという部分ですが、

日本語でいうお父さま=上流階級の人間が父親を敬って呼ぶ際、 は
Fatherを使うそうです。
 「ゴッドファーザー」って呼び方もこれの派生なのかな?

ここで前回も取り上げたONE PIECEより抜粋。
84巻より、ジェルマ王国の王子だったサンジが父親を呼んでいたときのものです。

父上!! → Father!!と翻訳されています。

次に見ていただきたいのが、サンジが父と決別することを選ぶシーン

このセリフでは「お父さん」となっています。しかし!!

たとえお父さんと呼んでいてもFatherと訳されています。

最後にサンジ以外の子どもたち(=サンジの兄弟)が父を呼ぶ際

これらから見る通り、
たとえ「父上」でも「お父様」でも、時には「お父さん」でも、
上流階級的な呼び方はFatherのようです

ただ日本人目線だと、こっちの方が「ちち」「ちち」って呼んでるように見えますね(笑)

英語圏におけるPapaという呼び方

では続いてパパ。
どうも、日本人のイメージと違い「パパ/ママ」は海外ではメジャーじゃないようです。

抜粋するのは僕が大大大好きな僕のヒーローアカデミアのスピンオフ作品
英訳版 僕のヒーローアカデミア ~Team Up Mission~

作中に登場するメリッサ・シールドというアメリカ人の少女は、
父親を「パパ」と呼んでいます。

『僕のヒーローアカデミア Team Up Mission』第一巻より スピンオフとはいえヒロアカ史上に残る名シーンのひとつ

しかし、これが英訳になると「Daddy」に変わっているのです。

『My Hero Academia Team Up Mission』 より

あー、メリッサめちゃくちゃかわいい。デクくんとゴールインしてほしい。デクくん×メリッサ、デクくん×メリッサ。たまに夢に出てくるよぉデクメリ~~~。

アメリカ人の少女というキャラクターを表現する際
日本語で「パパ」だったのを英語で「Daddy」に直すぐらい、浸透していない呼称であることが伺えます。

一方、直されなかった例も存在します。

僕にとってヒロアカと同じぐらい人生で大事な作品『ぼくたちは勉強ができない』より。ヒロインの武元うるかのセリフは原典通りパパ/ママになってます。

なぜだろう。やはり日本人のキャラクターだからなのかな?

まとめ

最後ですが、アーニャが「はは」と慕うヨルさんもMamaと呼ばれています。

日本人視点だと「パパ」「ママ」って呼んでるのも本当の家族っぽくてこれはこれでほっこりましますね(^-^)

英語での子ども→親への呼称。
日本でのイメージとの違いが面白く、楽しかったです!!

ではまた次回の記事でお会いしましょう~~~!!

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