発達障害×大学院留学 落ちない論文の書き方① ~真面目でも○○を意識しすぎて落ちていた体験~

留学奮闘記 in イギリス

どーも、トモトモです!!

みなさん、論文って好きですか?
僕は超苦手でした。実は大学時代も大学院時代も、論文が再提出をくらってことは一度ではありません。

しかし、イギリスの大学院留学中、教授からのアドバイスのおかげで劇的に変化。
今ではアウトプット自体は嫌いじゃなくなり、仕事にしろ趣味にしろ、任されれば「それなりのものは作れる」自負があります。

なので今回のテーマは、僕が「これを実践したら論文が再提出にならなくなった」って技術や習慣を、複数回に分けてお伝えしたいと思います。

補足ですが、あくまで「それなり」!!
テーマも「落ちない」であって、「好成績を取れる」ではないので注意!

真面目に受けてるけど

イギリスで修士号を取った僕ですが、学問は超苦手です。

大学は日本の大学を出ましたが、当時から成績悪くて教授に二回ほど面談されるぐらいの劣等生です(念のため言っておきますが、授業は真面目に受けてます)。一方、最高評価をもらえた授業もたまにあったりして。当時は自覚なかったけど典型的な発達障害マンです(笑)

とまあ、日本の大学でもこんなんだったのでイギリス留学後も大苦戦

授業は真面目に受ける、積極的に発言する、大学時代以上に文献を読み漁る。決してあぐらをかかず、できる限りのことはしていたと思います。それでも論文が再提出になりました。

そんな僕に教授がくれたアドバイスは「theoryを意識して」というもの。theoryを意識するとは何か。
これは誤解を生みそうですが、あえて僕が感じた解釈を言います。
僕の解釈で言えば、真似をしていいということです。

ここから先は、真面目さが足を引っ張っていたお話です。

革新的だった教授のアドバイス ~真似をしていい~

大学院で、教授がしてくれたアドバイス。「theoryを意識して?」と言われ、僕が「theoryってなに?」と聞くと、課題のテーマと僕の興味に、一番近い研究をした学者の言葉だと説明されました。

衝撃でした。え!? 他の研究者のものを検証していいの!?って。

論文が振るわなかった僕の失敗。それは病的なまでに盗作扱いされるのを恐れていたことです。

「オリジナリティのあるものじゃないと」「どこかの研究者と一致していないものにしないと」「同じような研究レポートになっちゃったらパクリ扱いされてしまうんじゃ」

そんなことをいつも考えていました。

漫画に例えるなら、「ONE PIECEの主人公のルフィはめっちゃ大食いだよね。ドラゴンボールの主人公の悟空と被ってるから著作権侵害じゃね?って言ってるようなもんです。

当たり前のことを言いますが、ルフィと悟空は全くの別人です。大食いって共通する部分はあっても、見た目も能力も喋り方も全然違います。「大食い」って部分だけを指して、ルフィを「悟空のパクリだ!著作権侵害だ!今すぐ作品を取り下げろ!!」なんて人はいないでしょう。

でも僕が論文において気にしていたのはそのレベルでした。

教授にアドバイスもらってからの変化

教授のアドバイスで盗作への病的な恐怖心が払拭され、論文の作成スタイルを確立できました。
僕の修士論文を例にします。

修士論文では

①大学側が指定した範囲と分野を確認
②その中で自分が一番やれそうなものを選ぶ
③その研究の第一人者を探す(教授にも協力してもらうと良い)
④自分が感じた解釈と一番近い解釈の研究者+文献を探す
⑤その人の主張が現代でも通用するのかを検証する

という流れでやっていました。
研究者の主張は早くても10年ぐらい前のことが多いし、10年前と今とで研究が進んだこともあるよね。
そこは最近の研究データを他の文献から抜粋して分析していくよー!って流れです!

詳細はまた別記事で解説したいと思いますが、自分の一番の変化は
要するに、(加減はありますが)この人の検証したい部分はそのまま引っ張る。

このコンセプトでやって、イギリスの大学院を予定通りの期間で卒業することができました。

まとめ

今回は一旦、ここまで!!

自分が作る論文において、多少の被り/ダブりは気にしなくていいんだというお話でした。

次回は教授のアドバイスを聞く前と聞いた後、どう変わったかをもう少し具体的にお話していきたいと思います!!

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