【英訳】Pokemonには「ヒトカゲ」も「ヒコザル」も存在しない (ポケモン)

〇〇で楽しく英語学習

はい、どーもトモトモです!!

ポケットモンスターシャイニングパールを購入しました。
ポケモンをプレイするのは10年ぶりです。一番ハマったのが初代ダイヤモンドパールだったので、こちらにも、すっかりドハマりしています。地下採掘と木の実栽培たのしい。

昔の話。僕がパールで兄がダイヤモンド。二人でDS持って近寄って、ポケモン交換しまくったのは良い思い出です。しかし、今のポケモンはすごい。なんと日本に居ながらにして世界中のファンと通信することができるのだから。

海外でも、もちろんポケモンは大人気。
実際、僕がニュージーランド行った時なんかはポケモンGOにハマってる先生もいたくらいです。

そんな環境なんだから、世界のポケモンユーザーとポケモントークできたら楽しいですよね!!

しかし、ポケモンで英語で意思疎通を図るのは非常に難しいです。
はっきり言います。僕が尊敬する通訳さんや翻訳家さんたちでも、事前知識なしでポケモンを完璧に翻訳することは不可能と言っていいでしょう。

ひとつ、会話の具体例を出します。
たとえば、こんな会話。

友人:What did you choose as the first Pokemon in BDPS?
→ダイパリメイクで最初のポケモンなに選んだ?

僕はヒコザルを選んだので、こう答えるでしょう。

僕:I chose Hikozaru.
→ヒコザル選んだよー。

うんうん。我ながら文法面には全く不安はありません。
しかしこの会話。
ほぼ100%の確率で友人からは「???」て顔されると思います。

海外版ポケモン公式サイトより

なぜなら、ヒコザルの英語名はChimcharだからです!!
ゲェー!!ヒコザルのヒの字も残ってねえ!!! 

英訳で名前が変わるキャラクタ-

基本、漫画とかアニメとか、英訳されても日本語そのままの名前だったりしますよね。
ただ、英訳に伴って改名するケース自体は珍しくありません。

たとえばアニメポケモンの主人公といえばサトシですね。

Pokemon Wikiより

しかし、英訳ではAsh Ketchumという名前になっています。
なんと、英語圏ではサトシのフルネームが設定されているのです。日本でサトシの姓は不明なままなのに……でもAsh Ketchumって強そうな名前だから10万ボルトに生身で耐えても違和感なさそう。

続いて、作品は変わりますがドラえもん

Doraemon wiki より

剛田武くんは作中ではジャイアンと呼ばれていますが、英訳ではBig Gです。
BigGouda的な意味でしょうか?

あとマリオ

マリオ作品のボスといえばクッパですがクッパは英訳ではBowserです。
正式名称は「Bower Koopa」。Bowserは大型タンカーなどを意味する単語だそうです。
大いなるクッパ→クッパ大魔王みたいなイメージでしょうか。いずれにせよ、クッパを呼ぶときは「Bowser」とKoopa部分は略して呼称するようです。

では、話をポケモンに戻しましょう。

ヒコザル → Chimcharは素晴らしい

先ほどのヒコザル→Chimchar
Chimpanzee(チンパンジー)+char(焦がす)です。
このネーミングは面白い。Char(焦がす)っていうのが未成熟ぶりをよく表現しています。

いちど日本語の話。
ヒコザルは進化するとモウカザルになります。
火→猛火と進化してますね。

英訳モウカザルMonfernoといいます。Monkey(猿)+Inferno(地獄、業火)です。
焦がす(Char)程度の力しかなかったChimcharが、進化して業火(Inferno)を扱うMonfernoに進化したわけです。

この焦がすという英単語は元祖ほのおタイプ御三家のヒトカゲにもCharmanderとして使われています。

改名ポケモンいろいろ

では、英訳で改名されたポケモンを何匹か見ていきましょう!!
せっかくなのでダイパから登場したポケモンから抜粋します。

まず、ドーミラー日本語だと銅+鏡(ミラー)ですね。
英訳だとBronzorBronz(ブロンズ→銅) + mirror(鏡)です。
日本語よりなんかゴツいイメージを感じさせる語感ですが、翻訳としてはかなり直訳です。

続いてカラナクシ殻+無くすですよね。
英語圏だとShellosShell(殻)+loss(失う)です。
「無くす」でも「失う」でも、「もともと殻を持ってた生物だったのかな?」なんて想像ができる名前です。

最後にミミロル耳+roll(巻いたもの)ですね。
英語圏だとBunearyBunny(ウサギ)+ear(耳)です。
ドーミラーとカラナクシは直訳でしたが、ミミロルは意訳ですね!

耳を巻いたポケモンではなく、ウサギっぽいの耳を持ったポケモン
英訳になって「ミミロルはウサギをモチーフにしたポケモンだよ!」って情報が明かされたようにも思えますね!

改名ポケモンの法則?

ポケモンは現在900匹もいるので、恐らくポケモンは英訳改名が多い作品の代表と言えるでしょう。
しかし、全てのポケモンが改名されているわけではありません。

まず改名されていないキャラクターを挙げると、ロトムがいます。僕のお気に入りポケモンです。

ロトムの由来はもともとモーター(Motor)を逆さまにしてロトム(Rotom)。日本名の時点で英語がモチーフだったわけですね。

恐らくですが、日本語モチーフのポケモンほど改名される傾向にあるようです。

次の例を見てみましょう。

ヒポポタス彼/彼女も改名されていません。
英訳だとHippopotas、と日本語そのままです。
これはもともとカバを意味する英単語がhippopotamusだからだと思われます。

しかし、ヒポポタスがカバルドンに進化すると別です。

日本名:カバルドン英訳だとHippowdonに名前が変わります。

カバ→Kabaだと日本語のカバですからね。日本語のカバルドンもカバをモンスターっぽくしただけの由来と思われるのでHippoをモンスターっぽくしただけのHippowdonは決して間違った訳ではないと言えます。

あと調べたところ、伝説ポケモンは基本的に改名されていないですね(変わってるのもいますが)。ホウオウとかカイオーガなんかは改名されてもおかしくなさそうですがほぼローマ字に置き換わっただけです。やはり伝説ポケモンだから扱いも違うんでしょうか?

Pokemonで英会話はできる

さてさて、ここまで来てあなたはこう思っているでしょう。

ポケモンで英会話なんてできないじゃん!!

僕はこう答えます。

いいえ、そんなことはありません。

もちろん、僕は全てのポケモンの英語名を知っているわけではありません。
ですが、もし英語圏の知り合いがポケモンが好きって知ったら会話をできる自信があります。

例えば、あなたの会社にポケモンが好きな外国人の同僚がいる。英会話スクールに行ったら先生がポケモン好きだった。意を決して留学に行ったらクラスメイトがポケモン好きだった、etc.

せっかく共通の話題はあっても、好きなポケモンの名前が違うかもしれない。
会話が成立しないかもしれない。ポケモンが好きだと言う勇気が出ない。

もしあなたがそんな悩みに直面したとき、役に立つであろう魔法の言葉を授けます。
外国人の知り合いがポケモン好きってわかったらこういいましょう。

Pokemon’s name is different between Japanese and English.
→ポケモンの名前は日本語と英語で違うんだって!!

そしたら今度は、一緒にポケモンの名前を調べるんです。
画像を見せて、「Do you know this Pokemon?」なんて聞けばいい。

正しい知識を知らなくたって会話は成立するんです。

一緒に正解を探す。その過程だけできっと心は通じ合えます。

さて、初代から現在を通し、ポケモンは面白い英訳改名はたくさんあります。
よかったら、ここで色々調べてみてくださいね!
あなたのお気に入りのポケモンはどんな名前かな?

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