入学手続きも終わり、いよいよ授業です。
語学学校初日、面談でこてんぱんにされた僕。授業も相当苦労するだろうなとは思いました。
でも、正直わくわくしました。
ニュージーランドに来るまでだって大変でしたから。
初めてのビザの申請。初めての海外生活。初めて一人で飛行機に乗って。色々なことを乗り越えて、やっと授業を受けられるとこまできたんです。半端なく緊張してましたが、それ以上に「ようやくこのときが…!!」ってわくわくが勝ってました。
では、語学学校の授業についてお話しますね。
二種類の授業 ~文法とコミュニケーション~
一日の流れはこんな感じでした。
AM① 文法の授業
~15分ほど休憩~
AM② 文法の授業~昼休み~
PM① コミュニケーションの授業
~15分ほど休憩~
PM② コミュニケーションの授業~放課後~
(即帰宅もよし。アクティビティに参加もよし。)
このうち、AM①と②は同じ先生の授業、PM①とPM②はそれぞれ別の先生の授業なのが特徴です(偶然、同じ先生になるときもありましたが)。だから先生は基本、3人です。
コミュニケーションの授業ってなんぞや?と思われる方もいるでしょう。会話が多いってこと?
いえいえ、AMとPMでコミュニケーションの量自体に違いはあまりないと思います。そもそも、先生の講義を聞く、生徒と会話をする、全部が英語ですからね。
じゃあどう違うのかというと、試験の内容と評価対象が違います。
詳しくはまた今度、試験についての記事を書いてお話ししますね!!(2021.12.10 リンク追記)
授業内容 具体例

授業は基本、実践形式です。
AMもPMも基本的には 先生が新しい表現(文法)を教える→生徒に実践させる です。
では、以下に一例を紹介します。
その日のテーマが「スポーツ」についての英単語だったとします。
1、まず、先生が 「スポーツの名前」に関する単語を教えてくれます。
2、次に「スポーツと組み合わさる動詞」を先生が教えます。
3、そして隣の席の生徒同士でスポーツについて話しをさせる、と。
流れは以上です。
シンプルですよね?これで1時間保つの?って思いますよね?
ですが、これが意外に難しいんです。
まずスポーツの名前。
日本における「スポーツ」は身体を動かすこと全般を指します。(スポーツ庁より)
一方、英語の”Sports”は主に球技を指します。このギャップが苦戦の一因です。
ちょっとややこしいんですが、日本語における「スポーツ」≠”Sports”で、
日本における「スポーツ」= “Exercise”なんですよ。
なので実際は「Exerciseについての授業」でしたが、ブログ上では「スポーツの授業」と書いてます。
とはいえ。例え認識に文化的ギャップがあろうと「スポーツの名前を覚える」までならなんとかなりますよね。ベースボールとかスイミングとかは日常生活で聞きますし。
問題は、動詞との組み合わせです。
まず、球技に使える動詞はPlayです。「野球をする」なら「play baseball」。
選手を〇〇プレイヤーって表現することもありますよね。
次に球技以外は基本、playと組み合わさりません。
具体的にいうと「ボクシング」とか「ハイキング」とかデフォルトで「-ing」で表現されてるものですね。これらの単語に”Play”は使えません。doとかgoとかを組み合わせます。
ただ紛らわしいのはボーリング。球は使うけど-ingなので、playと組み合わさりません。
しかもボーリングのスペルは「bolling」ではなく「bowling」。
「この言葉作った人間は悪魔か!?」って言いたくなるレベルのややこしさですね(笑)
そんなギャップに打ちのめされた後の会話実践。
「play boxing」って言って間違えたり、「swimmingに対応する動詞なんだったっけ、えーっと……(メモを見直す)」ってモタモタしたりして、みんな成長していくわけですね。
以上!ご清聴ありがとうございました!!
授業で「わからない」ことの恥ずかしさ

改めますが、先生は英語でしゃべります。
ホワイトボードに何か書いてくれるし、プリントだって配ってくれるからそこで補うことはできます。
それでも、先生が「これやってみよう」って言ったとき「え!?いま何する時間なの!?」ってなることはしょっちゅうありました。特にASDグレーの僕は耳から入ってくる情報の処理が苦手なので。
とにかく「自分だけが理解ってない」って状況が一番つらい!!
周りはさっさと会話を始めてて、パートナーからも当たり前のように促されて。理解ってない自分がすごく恥ずかしいんです。その空間で自分だけが一人ぼっちになったみたいで。
そんなときは「What should we do?」と言えばいいってわかってはいました。
表現は頭にある。これが筆記テストなら迷わず書いてる。
でも、口に出すことができませんでした。
そんなとき、僕はどうしていたか。
まず、パートナーの調子に合わせてごまかそうとしました。「What do you think?(きみはどう思う?)」なんて偉そうなこと言って、ごまかそうとしました。
調子合わせてれば、途中から何の時間なのか気づけるかもしれない。そうすれば恥ずかしい思いをしなくて済むんじゃないかって。この方が効率的だって頭で言い訳して。
とても、とても卑怯だったと思います。
でもね。絶対うまくいきません。最終的に「あなたは?」って聞き返されて、「Sorry」っていう羽目になります。この瞬間の方が、何倍も恥ずかしいんです。
ただ、授業を何度も受けるうちに気づいたことがあります。
「What should we do?」って聞いてみるとパートナーも「Ah…」って答えに詰まることが多かったんです。
それだけじゃありません。
自信満々に発表してる他ペアが内容を勘違いしていたなんてこともありました。
第二言語で苦戦しているのは自分だけじゃなかったんです。
そうなったら、もう素直に二人で一緒に先生呼んで「What should we do?」って聞き直します。
「今、なにすればいいの?」って質問に対して怒った先生を、僕は見たことがありません。一年間在籍して、ほぼ全ての教師から授業を受けました。少なくとも僕の語学学校にはそんな先生はいませんでした。
先生に怒られていた生徒はこのパターン。
なにをすべきかわからなかったけど、なにも聞かずただ雑談していた。
どんなに優秀でも不真面目な態度の生徒には毅然と対応してました。
語学学校の授業は間違えて良い。理解らないって瞬間があってもいい。
大事なのは積極性と、わからないことを素直にわからないって認める姿勢。
語学学校に通った一年間で、そこを学ばせてもらえたかなと僕は思います。
最後に「ぼくたちは勉強ができない」から桐須真冬先生の名言を抜粋して締めます。
「虚栄。人はえてして恥やプライドが邪魔をして、「できない」自分と向き合うことを恐れるもの。「できない」自分を認め、向き合えること。……それが君の長所でしょう?」
ぼくたちは勉強ができない 8巻
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